森・濱田松本法律事務所(以下「MHM」)と株式会社Legalscape(本社:東京都文京区、代表取締役・最高経営責任者 八木田 樹、以下「Legalscape社」)は、法律情報検索・閲覧(リーガルリサーチ)システム「Legalscape」の実用化に向けた協業を開始しましたので、お知らせいたします。
リーガルリサーチは、テクノロジーによる効率化・迅速化が期待できる法律業務の一つです。これまでリーガルリサーチの対象となる法律情報は、法律専門書・雑誌、判決文、官公庁の指針やガイドライン等、様々な媒体に分散しておりました。そのため、必要な情報にアクセスするためには、その情報を含む「文献等の特定」、「文献等の入手」、「文献等から必要な情報を検索・抽出」というプロセスが主に人手と紙ベースで行われ、多くの時間と労力を要しておりました。
しかし、近年では、ビジネスのグローバル化やイノベーションの加速を背景として、法務についても、より正確かつスピーディーな対応・判断が求められており、必要な法律情報への迅速かつ網羅的なアクセスが重要になっています。そこで、分散している法律情報リソースを電子的に一元化して、横断的な検索を可能とした上で、自然言語処理技術等を用いた分析・整理により、効率的な法律情報の抽出を実現することが求められています。
MHMは、法律情報を「知の源泉」と捉え、70,000冊を超える蔵書や独自に収集した政府発表資料などを含む豊富な情報リソースを活用し、弁護士が蓄積した経験・ノウハウと併せることにより、あらゆる分野で質の高い法務サービスを提供してきました。
Legalscape社は、「法律業界のリアリティを理解した技術のプロフェッショナルとして、法律情報(legal)を整理し、景色(-scape)として描き出す」というビジョンのもと、創業以来、法律文書の検索・閲覧性の向上のための技術開発など、法律情報の分析・整理に特化したサービスの開発・提供を行ってきました。
今回の協業では、両者が各自の強みを最大限に活かしつつ、Legalscapeの実用化に向けた取り組みを行います。具体的には、本年10月15日から、MHMの弁護士がLegalscapeのβ版の利用を開始し、Legalscape社が、その利用データ等を分析することにより、検索エンジンの性能・精度の向上を図ります。また、MHMの弁護士が要望等をフィードバックすることにより、法律実務に必要な機能の追加・改善を行います。
MHMは、Legalscapeをいち早く実用化することにより、迅速かつ網羅性の高いリーガルリサーチを実現し、クライアントの皆さまに対し、より一層質の高い法務サービスを提供することが出来るよう目指して参ります。
以上
事務所名 | 森・濱田松本法律事務所 |
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所在地 | 〒100-8222 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 丸の内パークビルディング |
URL | http://www.mhmjapan.com/ja/ |
(本件に関するお問い合せ先)
森・濱田松本法律事務所 広報担当
Tel:03-6212-8330
Email:mhm_info@mhm-global.com
社名 | 株式会社Legalscape(リーガルスケープ) |
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所在地 | 〒113-8485 東京都文京区本郷七丁目3番1号 東京大学南研究棟351 |
設立 | 2017年9月14日 |
代表 | 代表取締役・最高経営責任者 八木田 樹 |
URL | https://www.legalscape.co.jp/ |
(本件に関するお問い合せ先)
担当者:津金澤(つがねざわ)
Email:press@legalscape.co.jp
MHMとLegalscape社の共同プレスリリース (PDF, 138 KB)
リーガルリサーチシステムの実用化に向けた株式会社Legalscapeとの協業に関するお知らせ | 森・濱田松本法律事務所
リーガルスケープと森・浜田松本が提携 (日本経済新聞2019年10月14日朝刊に本取り組みをご紹介頂きました)